歯周病って顎(あご)の骨が溶けるの?~歯周組織再生治療について~
こんにちは。
東松戸駅より徒歩2分の「東松戸ファイン歯科クリニック」です。
みなさんは「歯周病」というと、どんなことを思い浮かべますか?
「歯ぐきが赤くなるのでは?」「歯磨き不足が原因かな?」などと、思い当たることがあるもしれませんね。
歯周病は、初めのころは痛みなどの自覚症状がないことが多いため、気が付いた時には症状がかなり進んでいる可能性がある病気です。
歯周病を放置していると、歯を支えている周辺組織に炎症を起こし、顎(あご)の骨が溶けるといった多大な影響を及ぼします。
そして、そこまで進行した歯周病は、自然には治らないのです。
歯周病の症状が進行すると、歯を支えている顎(あご)の骨が溶けてしまい、歯がぐらぐらするようになります。
「えっ、骨って溶けるの?」と驚きましたか?
歯磨きが不足して歯についた歯垢や歯石をそのままにしていると、お口の中は細菌が育ちやすい環境になります。
お口の中に細菌が増えると、やがて歯ぐきに炎症を起こし、腫れや出血といった症状が現れます。さらに悪化すると、歯を支えるあごの骨まで炎症が達し、骨が溶ける現象が起きます。
これは歯周病菌が直に歯を溶かしているわけではありません。歯周病菌に感染した部分を取り除こうとする身体の防御作用によって歯ぐきに炎症が起こり、それが骨まで広がって「溶ける」という状態に陥っているのです。
しかし、ひとたび歯ぐきや顎(あご)の骨が溶けると自然に元には戻らないため、お口の中を清潔に保ち、歯周病菌が増えないように予防することが大切です。
歯周病で溶けてしまった骨は、もう元には戻らないのでしょうか?
残念ながら、自然治癒はできません。しかし、あきらめるのはまだ早いといえます。歯周病治療のスペシャリストの下でなら治療が可能です。
歯周病の新たな治療として注目されているのが歯周組織再生治療です。歯周病で失われた歯周組織を再生し、歯ぐきを修復することで歯の保存が可能になりました。
今回は歯周組織再生治療法のひとつであるエムドゲインを紹介します。
それは「エムドゲイン・ゲル」というタンパク質の一種を塗り、歯が生えてくるときと同じような環境を再現する歯周組織の再生を促す治療法です。
最大のメリットは、歯周組織の修復によりブラッシングがしやすくなり、歯周病の再発を防げることです。また、歯ぐきの盛り下がりが解消され、見た目も改善されます。
東松戸ファイン歯科クリニックは、歯周病に関する専門的に治療する技術・経験・知識を持った、松戸市に数少ない歯周病専門医が在籍する歯科医院です。
当院の副院長である日本歯周病学会 歯周病専門医のもと、患者さまの症状に合わせた適切な治療法をご提案させていただきます。
歯ぐきの赤みや腫れ、口臭が気になるなど、「これって歯周病かも?」と思われましたら、一度ご来院ください。
初期の段階から重篤な症状まで、わかりやすい説明を心がけておりますので、何でもお気軽にご相談ください。